☆自立支援調理実習☆
慈友学園には自立支援室なるものがあります。1LDKの部屋で、お風呂、キッチンもついており、一人暮らしをするための設備が整った部屋です。
慈友学園では子ども支援の一つとして自立支援があります。高校を卒業すると、子どもたちは園を出て、一人で生活をしていかなくてはいけません。園にいるうちは掃除、洗濯、食事など生活に必要なものはすべてやってもらっていますが、卒業をするとそういった家事全般も自分一人でやっていかなくてはいけなくなります。園を出てから知らないことが多い、でも相談できる人も身近にいないと苦労する子が多いのが現実です。
そこで、高3で卒業をしたら、自活して行く子を対象に、在園時から自立に向けて少しずつ支援をしています。卒業が近くなると、自立支援室で職員のサポートを得ながら一人暮らしの練習をする子もいます。
今回は自立支援室にて高2の子と栄養士でカレーを作る、調理実習を行いました。
お米の洗い方、包丁の持ち方、野菜の切り方の種類から、ご飯の保存方法など、実践を通して話をされました。皮をピーラーでむくのが苦手で、「俺不器用だからできるかな。」と不安な様子でしたが、おぼつかない手つきながらも頑張っている姿がありました。
一回目だったため、次はもう少し効率的に動き、一人でできることが増えていくと良いなと思っています。
しかし本人は美味しく作れ、楽しみながら作れたことに満足していました!
少しずつ自立のためにできることが増えていってくれるといいなと思っています。
※支援いただいた包丁もこの部屋で活用させていただいております!ありがとうございます☆