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☆自立支援☆

いつも慈友学園に多くのご支援をいただき、ありがとうございます。

いつも支援して下さっている方から、「自立支援について知りたい。」とご要望があったため、少しご紹介させていただきます。

 

今回は自立支援コーディネーターの仕事を一部紹介したいと思います。

昨今では施設における自立支援体制の強化など、子どもの自立に向けた継続的、包括的な支援体制の構築が求められています。今年度より慈友学園でも自立支援コーディネーターをいう職員が配置され、就労しています。

 

慈友学園における自立支援…

様々な事情で家に帰ることが難しい場合、施設から巣立っていける力を養うために、自分のことは自分でできるような力・周りの人たちに頼り相談できる力を育んでいきます。

 

現在自立支援コーディネーターは

・進路に関連した仕事(学校の進路希望面談への参加、学校見学等の付き添い、担当職員・子どもとの面談で進路を共に検討していく)

・退所児に関連した仕事(来園する卒園児の対応、卒園児からの相談への対応、卒園児に連絡を取り近況の確認)

最近では卒園児がヘルプを出したことがきっかけとなり、慈友学園で一時保護の委託を受け、就労を支援したケースもあります。

・自立に関連した研修のとりまとめ

・卒園児の集い等、卒園児同士の交流の場の設定

等を行っています。

奨学金の情報、学校の情報、就労の情報等も自立支援コーディネーターの所に集まっていくため、担当職員も自立支援コーディネーターとともに子どもたちにとってより良い進路を考えていっております。

アフターケアでは、来園してくれたり、連絡がついたり、相談をしてきてつながることができる子どもたちは支援につなげていくことができますが、全ての退所児とつながっていくことは難しく、その難しさは現場としても感じるところではあります。

園内にいるうちは様々な大人の目がありますが、18歳を超えて卒園をすると今までたくさんの人たちに囲まれての生活からは大きなギャップがあります。そんな中で、相談役になったり、支援につなげたりと橋渡しを行っていくのが自立支援コーディネーターの役割の一部となっております。

まだまだ今年度から始まった取り組みですので、できることを模索中ではありますが、インケア(入所後のケア)~リービングケア(退所前の準備期間に行うケア)~アフターケア(退所後のケア)まで、児童福祉の領域を超えて支援を行っていくことが必要となりますね…